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80'sプチ・ジャパニーズ・クラシックカーの愛し方、教えます。
「昔憧れていた彼女と今つきあえる!!」的な快楽が50万円以下で手に入るなんて!!
by 小沢コージ
感涙の80年代プチクラシックカーのススメ

1969年式の幻のクルマ、スカイラインGT-R。こんな極上コンディションなら、価格も相当に極上。手は届きましぇ〜ん。

 突然ですがみなさん、60年代生まれの超スーパーカー世代モータージャーナリストとして今言いたいことがあります。それは80'sジャパニーズクラシックカー、略して“プチクラ"のススメだ〜!!

 というのは、たとえば初代トヨタ・ソアラとか、2代目ホンダ・プレリュードとか、初代FFファミリア(トータルでは5代目)って今、どうなってるか知ってます? そう、俺たちアラフォー世代が青春時代に大活躍した懐かしのハイソカーたちですよ。今となっては20年落ちオーバーのかなり古い日本車だが、今やかなり安い! というか確実に安い。
 それは楽天オークションのようなメジャーオークションサイトを見て貰えればわかるが、よほどの上物や過少走行車を除き、スバリ50万円以下。ヘタすると10万円前後でゴロゴロしているのだ。もちろん、そのヘンともなると必ずしも程度はよくないし、ボロいのも多い。

 だが、腐っても日本車。そうそう走ってて止まるということもないし、燃費などは車重の軽さから逆によい。しかも、オートエアコンやパワーウィンドウ、オートロックにパワステなど近代装備のつき始めで、高級車はかなりの頻度で便利に乗れるし、安いクルマでも物によっては付いている。

 つまり程度のイイのを探せば、日常的にも使える上、なにより懐かしくてカッコいいというデフレ時代にベストな選択なのだ。

 ではなぜ安いかというと、それはある意味中途ハンパだから。もっと古い60年代や70年代の本当のクラシックカーは確実に価値が安定していて、もはや“骨董品"として取引され、ハコスカGT-Rの上物は1000万円前後はするし、トヨタ2000GTなどのスーパーカー系はマジな話3000万円ぐらいする。

 だが、そこに届かない80年代の“プチクラ"はまさに台風の目というか、スキ間の存在で驚くほど安い。渋谷の隣の代官山というか、松阪牛の「切り落とし」というか、スイートスポット的に忘れ去られた存在なのだ。

 事実、俺は先日、'86年式のホンダ・シティ・カブリオレを思いつきで買ってみたわけだが、これがビックリするほど楽しい!! 

 スタイルがいまどきあり得ないくらいにカッコよくて、個性的。なぜなら当時のホンダはある種の絶頂期で、当時他になかったトールボーイコンセプトを導入。他にないスタイリングを生み出してる上、今や過剰とも言える安全基準とは無関係だから、ウィンドウ枠のピラー(柱)が細かったり、ライトやバンパー位置など妙な制限を受けてないからカタチがピュア。デザイン画から飛び出してきたようなカッコ良さがある。

 それはインテリアも同様で、今の法規では許されない実用的な設計がなされており、ダッシュボードの上に物は置けるわ、カップホルダーやライトなど、アフターパーツも付けやすくて非常に便利。とにかく決まりに縛られてない“自由"があるのだ!

前号でも登場した小沢さんのシティカブリオレ。

実はデザインを担当したのは、かの有名なピニンファリンーナだったりします。

 走りも当然、今の洗練されすぎた設計を採用してないから、ステアリングフィールにはダイレクト感があるし、エンジンサウンドも生き生きとして“土の付いた野菜"を食べてるような楽しさがある。

 さらにこの時代のコンパクトカーだと、過剰な安全設計のためにボディが重くなってないから、シティ・カブリオレにしろ車重 800kg台! まさにバイクに毛が生えた様に軽快に走れる。

 もちろんその分、パワステが重かったり、エンジン音ががさつに感じられたり、ブレーキの効き、絶対エンジンパワーを物足りなく思ったりすることはある。また、今のクルマのように電子制御に守られまくった安全な感じはないし、古い分、いつどこかが壊れてもおかしくないとは思う。

 だが、それこそ俺たちスーパーカー世代以上が望む、本当のクルマの楽しさじゃないかと思うのだ。つまり、自分で操り、自分で判断し、時には自分でイジったり修理を考える。そういう楽しみをこのクルマは持っているのだ。

 その上、安くて超懐かしい。マジな話で、プチオヤジ世代にはよく声かけられます(笑)。なんというか昔憧れていた彼女と今つき合える!! そういう快楽もあるのだ。これが100万、いや50万円以下で手に入るなんて…もう、買うしかないっしょ!! 


その1 ネットオークションを使え!
その1 ネットオークションを使え!

 では80'sプチクラを楽しむための具体論に入ろう。まずはさっきも言ったけど、プチクラは残念ながらというか幸運にもというか、価値が一般的に認められてないので高値がつきにくい。よって専門ショップがない。事実「シティ専門店」とか「ソアラ専門店」なんて聞いたことないでしょ?

 ではどうすればいいのか。重要なのがネットだ。ネットはあまり値がつかない商品をもマーケットに載せるという意味で、有意義なシステムで、たとえば今すぐにでも楽天オークションの「買う・探す」の「車・バイク」ページを見て欲しい。すると「トヨタ」「日産」「ホンダ」などメーカーが並び、その時々にもよるが「○年式トヨタ・ソアラ、50万円」とか「△年式ホンダ・シティ10万円」とか出てくる。ま、実はプチクラは基本希少性が高いので、マメにいろんなサイトを見るのが必要だが、とにかく大抵写真が付いてるのである程度の雰囲気はわかる。そこはいろいろ見て、勉強する必要がある。

その2 モノを見て、どこまで手をかけるかは己のジャッジ

敷地の中には懐かしいあんなクルマ、こんなクルマがうじゃうじゃ。

歴代のフェアレディZが、こんなに無造作に!

 次に値段、年式、色、グレード、評価、写真から類推して実際見に行くわけだが、正直過剰な期待はしないほうがいい。たとえば先日見つけたものに89年式2代目ソアラ、3万1000円なんてのがあったが、走行距離実に24万9000キロ! となると見た目、たとえば塗装とか外装とかはおそらくガッカリするレベルだし、乗っても不具合が多い。エンジンがうるさいとか、オーバーヒートするとかそんなもんだ。

 だからここからが難しくも楽しい判断で、どこまで金をかけて直すか、どこまでボロに耐えられるかを自分で決めるわけだ。ボディカラー、エンジン、装備がよっぽど気にいれば100万円以上かけても直す! という人もいるかもしれないし、違うかもしれないし、インテリアに限ってはキレイ! という理由で買うこともある。これまた何度か見るといろいろ勉強になる。

 で、俺の経験で言うと、ソアラのような複雑な高級車のほうが、比較的お金がかかり、マトモに走るには手間がかかったりする。

 逆にシティやカローラなんかのシンプルでハデじゃないほうが驚くほど程度がよく、安く済むのも多い。実際、俺のシティ・カブリオレなんか本体約20万円で購入後のケアで10万円ぐらいしかかかってない。トータル30万円でこれはズバリ安い! と思う。

 ただ探しに探せば、上物もあり、たとえばいまも現物が残ってるかは不明だが、俺も知ってる東京『ル・パルナス』さんの初代トヨタ・ソアラ2.0VX、走行1万8000キロの極上モノは、諸経費込みで120万円だが、ある意味これは安い。物は間違いなくいいし、しかもミシュランの新品タイヤを履き、車検2年つき。こういうのを買えば後々まずお金がかからない

 また70年代モノ中心の絶版国産旧車専門店の朝日自動車販売さんによると「80年代はたまにしか入りませんが、よほどじゃない限りトータル100万円はかかりませんよ、(日産)プレジデントとかね。そもそもその年代の国産は走る、曲がる、止まるはほとんど壊れないし、壊れるのはエアコン関係。そこは直す必要がありますが、暑さ覚悟で乗る手もあります」とか。


アンティークほどキレイにして使うのが基本!!

小沢さんのシティが全身エステにかかっているの図。

使い込んで残念なエアコン部品ですが・・・

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キチンと掃除するだけこんなにピカピカ!

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20年以上働き続けたエンジンは、それなりに汚れます。

↓

水洗いとプロの技で、ここまでキレイなっちゃう。

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肝心のボディも表面がザラザラで、正直ダメっぽい感じ。

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だけれども、古い塗装面を削って、磨きこんでいくと・・・。

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まあ、なんということでしょう(これを書きたかった!)。ボディの輝き、わかりますか?ここまで復活しちゃうんです。

 さらに俺のシティ・カブリオレの経験で言わせて貰うと、約20万円で購入後、壊れたのはブレーキランプが点灯しっぱなしになることで、当初はブレーカーが切れたのかと思い、自分でいろいろ変えたが直らず、定期点検を含め、近所のホンダディーラーに入れたところ、ブレーキペダルのスイッチの接触レバーが壊れており、直すのに数千円。点検込みで3万円程度懸かった。でもそれだけ。

 そのほかは気をつけたのは「キレイに乗ること」で、それはアンティークも同じで、たとえば古い時計を壊れかけで使ってるとみっともないけど、「凄く手入れしてる」って感じで使うとカッコいいでしょ? 同様に古いクルマを汚くして乗ると、ビンボー臭いが、キレイにして乗るとカッコよく見えるから不思議だ。

 だから俺もこれまた磨きの達人、旧知の所沢『ファンクルーズ』さんに約7万円かけて磨きまくって貰ったのだが、まるで“賀来千香子が小泉今日子"ぐらいになるほど若返り十分に満足。

 ポイントは外装から内装まですべてやったことで、外装は古い塗装をギリギリまで剥がし(この兼ね合いが難しい)、塗れるところはガラスコーティングをしてもらい、キレイにするだけでなく汚れにも強くした。

 内装はシートからインパネから磨きまくり、エンジンルームは水洗い。これは本当に効果的で、所有している俺の気持ちまで蘇った。

 なんというか、たとえばいろいろ疲れまくった元人妻でも、ホントに愛情かけてケアして互いにリスタートが切れればそれなりに愛する気になるじゃないですか。やったことないけど(笑)。

 それと同じで古いモノって、どんなものでも「いかに自分で手をかけたか?」がポイントになると思うんだよね。そこが逆に新品を買うのとは違う喜びで、手間をかければかけるほど自分だけのものになるし、愛情が深まる。

 たとえば新車のベンツはそこら中に走ってるし、おそらく400〜500万円かかる分、満足度も高いんだろうけど、俺のシティなんてたった30万円でそれ以上の満足感ですよ(笑)。

 しかも、プチクラは俺たちアラフォー世代に絶大なる記憶を残しているから、回りにも喜ばれる。ホント、試乗会に乗っていく度に「いいの乗ってますね〜」とか「よくこんな程度いいのありましたね!」とかさ。かなりの人気。おそらく新車のベンツでもこんなにホメられないと思います。

 ってなわけで、それなりの勉強と手間はかかるけど、俺は間違いなく楽しいと思うわけですよ、この80'sプチクラシックカー。ついでにサイフにも優しいし、特にOYAJI-HDP読者には絶対のオススメなんですよね、マジで!

「プチクラ・コレクターに聞く、名車の愛し方」に続く!!
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