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石埜穂高さん+由紀江さん 稼ぐのは夫、遊びは妻が「係」です。お互いやりたい放題ながら、やっぱりふたり一緒が最高の幸福だったりする同居人型夫婦とは!?
石埜穂高さん+由紀江さん

ファンになるとどこまでもおいかけていく妻を「彼女は“遊ぶ係”だから」と語る、「働く係」の夫。いつごろからそういうことになったのかというと、結婚後かなり早い時点からだったという。夫婦はいずれ同居人になるというが、そこにはあきらめや放任が介在しがちである。しかしこの夫婦の絆はしっかり、信頼感もたっぷり。もっとも理想的に思える同居型夫婦のあり方を聞いてみよう。参考になるか?

「ごきげん男」と「ぶっきらぼう女」が出会った

 バンカラが代名詞の大学の学園祭で、サークルの仲間とライブカフェをやっていた石埜青年は、そこで唄っていたバンドのボーカルを、まったく違う生物かのように見つめていた。
 16センチのロンドンブーツを履き、エネルギッシュに唄う由紀江さんに、石埜青年は強い印象を受けつつも、「こんな派手な人とつきあうことは一生ないだろうな」と、遠くから憧れるようになる。
 当時由紀江さんは、いわばガールスバンドのはしりとして活躍していた。10代のころからクイーンの熱烈なファンだった由紀江さんは、クイーン・ファンクラブにも入っていた。その会員のひとりが、石埜さんの所属していたサークルのメンバーだった縁で、由紀江さんと石埜さんはやがて自然と親しくなっていく。

 その後、就職。相変わらず、社会人バンドを続けていたふたりは、接点を持ち続けていた。
 ある晩。石埜さんが暮らしていた神楽坂のアパートのドアが叩かれた。なんと、ウォッカの瓶とおつまみを抱えた由紀江さんが立っているではないか。
 これがきっかけで、あっという間に結婚にいたったふたり。友人期間が長かったこともあり、「気の合う相手」だとわかっていたのだろう。石埜さんは「彼女のぶっきらぼうなところが良かった」と言い、由紀江さんは「彼は理由なくいつもごきげんなのよ」と言う。ふたりとも25歳だった。

石埜穂高さん+由紀江さん
リビングは由紀江さんのテリトリー。「遊び」を担当し、きっちりこなしている。 第3の同居人?の、こごみちゃん。同居人同士の「かすがい」を担当中。
結婚一週間で主婦廃業宣言!

 今はフリーランスのプランナーとして活躍している石埜さんだが、結婚当初は広告代理店に勤務。由紀江さんも市場調査の会社にパート勤務しており、夫婦生活の始まりは共稼ぎだった。「当然、家事は分担することになり、平日は妻、週末は僕で。夫婦というより、同居人の感覚でしたね」と、石埜さん。「なにしろ最初の一週間で、私が“主婦廃業宣言”しちゃったから」と笑う由紀江さん。「私にはハウスホールドは向いていない。最低限のことしかしないって」
 そのうち由紀江さんはパートをやめて無職(決して専業主婦になったのではないのがポイント)となり、石埜さんも独立してフリーランスになりと、働き方や生活のあり方に変化が起きた。それでも家事のあり方はそのままである。
「さすがに僕もそのうち気がついて、“これって不公平じゃない?”って言ったんです。そしたら女房、“ばれたか”って言って、当番制は廃止。だけど主婦になったわけじゃなく、週末の僕の炊事当番が外食に変わっただけで、やっぱり同居人は同居人なの」
 妻たる存在がリビングに蔵書を積み上げていたら、夫たるもの、いくばくか心に思うことも出てくるだろうが、同居人が共有スペースを読書の場所にしているだけだと考えれば、腹を立てる理由もない、といったところか。
「どこに何があるかはちゃんと分かっているのよ。だから、ただ置いているわけでないの。それに同居人の確定申告をしているのは毎年私。やるべきことはやっているって」と由紀江さん。
 たしかに自宅には、生ゴミや洗濯物がたまっているわけでもなければ、チラシが散らかっているわけでもない。ただ、“遅れてきた腐女子”を自認する由紀江さんのマンガ本と、石埜さんの書類の量がすごいのだ。同居人同士がたまたま「紙」の多い生活をしており、そのことにストレスをお互い感じていない、と理解しておきますか。

石埜穂高さん+由紀江さん
フリープランナーの石埜さんの自宅内仕事場。現在熱心に取り組んでいるのが「日本人のルーツ・縄文からアート発信しよう」というjomonismの活動。NPO法人の設立準備中で、さまざまな情報を発信したり、イベントを開催したりしている。 大好きな自分の父親が代用教員時代の子どもたちの詩を集めた『山里の四季をうたう』(岩波ジュニア新書)は石埜さん自ら出版社に持ち込んだ企画。レトルトカレー「銀座カリー」のパッケージに綴ってきた物語も冊子にまとめられている。
グーで殴ることはあっても、心配なときは心配なのです

 同居人という意識ではあるものの、家計は石埜さんが一手に引き受けている。それでは由紀江さんは何を引き受けているかというと、「遊び」なのだという。「僕は働く係、彼女は遊ぶ係なんだ」とあっけらかんと語るが、これは同居人生活が長くなるにつれて、お互いの分担がよりはっきりしていった結果らしい。
 今、由紀江さんが最も熱心に取り組んでいる「遊び」が「パリ・オペラ座バレエのおっかけ」である。特にエトワールになったばかりのダンサー氏がお気に入りで、彼が踊るとなるとパリにでもオーストラリアにでも出かけるパワフルさ。年に5回、海外突撃したこともあるという、見上げたファン魂の持ち主なのだ。「おかげでフランス語を勉強して、簡単なことなら話したり聞き取れたりできるようになったの。バレエも少しやったし。あと、最初はひとりでファンをやっていたけれど、次第に仲間ができて輪ができる。こういう広がりがあるのが楽しいのよね」  実にワールドワイドな「遊び」担当の同居人がいたら、細かいことを気にするのがバカらしくなるのもわかる!?

 同居人のルールは比較的簡潔で、「家でも外食でも、食事の時にはどんどんおしゃべりすること」と「秘密を持たず、何でも報告し合うこと」である。
「でもさ、以前にある女性とできちゃったことを報告したら、思い切り殴られんだ」と石埜さんは仰天発言!
「グーで殴っちゃったわよ。頭ではわかるけれど、さすがに腹が立った」
 ふたりで散歩中にさりげなく言われちゃ、由紀江さんもたまらないということです。
 お互いの生き方ややっていることには口を挟まないものの、相手の気分や気配を確認しておくことは同居生活では大切である。特に50歳を越えると、お互いの健康面はわかっていたい。
 実は昨年、石埜さんは自宅でいきなり狭心症の発作に見舞われた。たまたま由紀江さんがいたからことなきを得たものの、これがきっかけとなり、由紀江さんはパリ・オペラ座バレエ「世界の果てまでおっかけ」を自粛している。
「だって、私がいない間に何かあったらと思うと、やっぱり心配だもの」
 夫婦、もとい同居人の「絆の深さ」がわかる一言だった。

石埜穂高さん+由紀江さん
由紀江さんのパリ・オペラ座バレエおっかけの勲章の数々。
[夫婦円満の秘訣3か条 石埜夫妻の場合]
  • 一 とにかく語り合う

    飲み食いが大好きなふたりなので、“おウチごはん”を重視、週末は一緒に外食。そして、大いに語り合っている。一方にとって関心のない話でもとにかく聞く、というスタンス。

  • 二 世間の評価は気にしない

    男男だから女だからとか、夫として妻としてとか、そういうジェンダーにはとらわれない。もともと気にしないふたりだったが、同居型夫婦になったことでさらに強化された模様。

  • 三 近所付き合い、親戚付き合いを大切にする

    盆暮には夫の実家に帰省し、おせち料理を一から作ったり、マンションの管理組合の役員をやったりと、いろいろな世代・ライフスタイルの夫婦や家族と支え合うことに積極的。同居型だからといって、地域と断絶したり孤立しているわけではないのだ。

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