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遠山周平さん
服飾評論家
●Profile
1951年、東京都生まれ。日大理工学部、建築学科卒業。創刊2号からHot Dog PRESSに参加。ショップ取材からスタートして、やがて看板ファッションディレクターとなり、さまざまな雑誌媒体で活躍。現在は服飾評論家として、雑誌やメーカーのカタログなどに寄稿。2000年に執筆した『背広のプライド』では日本の背広のルーツからクラシコイタリアまでを多角的に評論。「身銭を切って評論する」姿勢は、業界でも高く評価されている。

セカンドバッターは、Hot Dog PRESSのファッション黄金期を築いた名編集、現在は服飾評論家として活躍する遠山周平さん。先輩世代の伊達男としては業界屈指の呼び声も高く、スーツスタイルからカジュアルまで、参考にしたいポイント満載。流行に左右されない「自分のスタイルの軸」の作り方を学びたい。

自分で自分のイメージを提案するパーソナルなスタイルの時代です
Life Style
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服飾評論家としての足がかりとなった書き下ろし処女評論集『背広のプライド』(亀鑑書房)は2000年、服の着こなしや服の手入れの基本など具体的内容でも評価の高い『洒脱自在』(中央公論社)は2006年出版。どちらもメンズファッションの定番参考書として人気。

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趣味=仕事。『背広のプライド』で背広の源流について探ったあと、「モノを作るとはどういうことか?」に興味が湧き、仕立て職人にスーツ作りを学ぶ。写真は愛用の道具で、(上から)庄三郎のハサミは刃物屋が店じまいのとき、売れ残っていたのを格安で入手。スーツ作りに欠かせない毛抜き。今では手に入らないカーブ尺、ボタンホールを開けるのみは板橋の名テーラーが亡くなったとき、受け継いだヴィンテージ。

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すべて自身で作ったハリスツイードのスーツ。神田で購入したハリスツイードに縮絨をかけて、芯なしで製作。3つボタンの段返り、両玉縁ポケットでノーベントというデザイン。ラペルにつけたイモムシのピンがいい感じのアクセントに。

クラシックという軸の中で時代の空気に合わせる

「僕のスタイルの2本柱はクラシックを軸にしたスーツと、古着をキーアイテムにしたアメカジです。スーツは基本的にオーダーメイド。カラーのウィンドペーンが入ったグレンチェックのスーツはこの冬仕立てたもので、トム・フォードを意識しました。上着はエドワーディアン調に長め、パンツはやや細くて短めになっています。生地が少しカントリー調なので、足もとはスエードがいいと思い、フィレンツェで作ったフカヤヒデタカの細身のモンクストラップを合わせました。僕は既製のスーツでもサイズ的にほとんど直さずに着られますが、オーダーメイドのほうが肩とか腕回りが微妙にリラックスできる。着ていて気持ちがいいんです。デザイン的には、たとえばトム・ブラウンがガーっときたときはそれっぽいスーツも作りましたが、軸はあくまで“クラシック”。作りたいスーツは時代の空気によって変わります。流行に染まるというのではなく、自分の軸の中で新しいモノを試すという姿勢です」

カジュアルはスティーブ・マックイーンがお手本

「普段着はアメカジです。若いころからスティーブ・マックイーンが大好きで、A-2フライトジャケットマッドガード付きのチャッカブーツなど、『大脱走』で彼が着ていたアイテムは僕の定番です。パンツはリーバイスの518スタプレストしか穿いていないんですが、僕もそう(笑)。ところで、今年は色を着たいと思っています。色以外にトレンドがないんじゃないか? という気もしたので。メチャクチャな色使いはしたくないから、そのへんは難しいんですが、たとえばブルーのカシミヤのセーターに赤の格子が合うなーというのを発見すると、けっこう嬉しいんですよね。セーターは古着で3000円、チェックシャツもGAPのセールで2800円だったから、6000円くらいのコストなんだけど、すごく贅沢な気分になれる。洋服に意識を持っていると生活にリズムができるよね。服を着替えると気分も変わるし、ある種、医者に頼るよりもずっといいかもしれない」

スピード感のあるパターンメイドスーツはおすすめ

「10年前に『背広のプライド』を書いたときに比べて、日本のスーツのオーダーメイド環境はとてもよくなりました。最近は海外で学んだ若手の仕立屋の帰国も相次ぎ、追い風モード。セレクトショップでもパターンオーダーは重要が伸びているそうです。洋服がマスなトレンドで動くのでなく、よりパーソナルな時代になってきているから、最新の情報を入れたパターンに生地だけ選ぶパターンオーダーは合っていますよね。イタリアのフルオーダーだとハウススタイルというのがあって、細かいトレンドはほとんど入れていない。その点セレクトショップのスピード感というのは早いですよね。僕がこのスーツを仕立てた赤堤の関根洋服店も、サルトはイタリアのセコリ(フィレンツェにあるモデリスト養成学校)で修業した人で、トゥモローランドのモデリストもしている。だからトレンドを入れるのは抜群に早いし、何でもできる。そんなわけで僕は最近、日本でスーツをオーダーしています。ちなみにオーダーメイドのいいところは、リッチな気分になれることはもちろん、体型の変化がすぐわかるから健康のバロメーターにもなります!」

シーズンごと重衣料を限定して、自分のスタイルを作る

「僕は季節の初めに、スーツはこの5着で行こうとか、重衣料をまず決めてしまう。最新のスーツに加え、10年とか20年前に作った1着が入る可能性もある。もちろん、シャツやタイや小物は何を合わせてもOK。カジュアルもアウターは大まかに決めます。スーツはいつも3着から5着くらいだけど、それでやりくりすると、このシーズンはこんなスタイルだったという主張にもなる。シーズンごとに流行を追って、『スタイルがない』と言われるのが一番イヤ。自分でイメージを作って、提案する。個人個人それが違っていいわけですよ。もはや、トレンドを追いかけることはもちろん、トレンド自体がカッコ悪くなってきた気がします。それよりも、パーソナルなスタイルが大事。ファッションて、ちょっとした投資をして、『あれ!? スゴク変わったね』と思われる、『カッコいいね』と言われる、そういうのがやっぱりいいなと思う。今はファッションから遠ざかっている元Hot Dog PRESS読者なら、古着屋さんに行くことをおすすめします。当時の世界の一流品、バレンタインのカシミヤニットとかフローシャイムの靴などが、若者に見向きもされずに残っていて、3000円ほどの低価格で買える。そういうのを試して、リハビリするのもいいのではと思います」

「流行に左右されず自分の好きなもの、自分に合うものを見極める」遠山周平がこだわる4つのポイント
  1. スーツには無地のニットタイ。タイで主張はしない

    「タイで主張する着こなしをしないので、持っているタイは無地ばかり。フレスコタイは無地でも表情があって合わせやすいし、普遍的な感じで、流行に関係なく長くつけられるのも魅力です」

  2. 眼鏡をさりげなくポケットチーフの裏にしのばせる

    「これは老眼鏡ですが、サングラスをしのばせることもあります。胸ポケットに入れておくと、ポケットチーフでレンズもふけるじゃない(笑)。最近の細いフレームは苦手なので、古い眼鏡屋さんで探すことが多いです」

  3. シルバーのお気に入りの指輪を2つ、つける

    「指輪は銀系が好みでこの2つはスーツに限らず、カジュアルなスタイルのときにもだいたいつけています。ブルガリは2009年に購入。M.Y.はTOKITOのデザイナー吉田十紀人さんの弟、ヨシダマキさんのブランドです」

  4. シャツのモノグラムはこの部分に入れる

    「シャツを仕立てるときは、いつもこの部分にモノグラムを入れてもらいます。シャツのオーダーメイドはセレクトショップや麻布テーラーなどでも比較的リーズナブルにできるので、初心者の方にもおすすめ」

こだわりのワードローブ拝見!
  • こだわりのワードローブ拝見!

    1.いいものを長く愛用するのが基本のスタイル 「フレスコタイと出会ったのは80年代。新橋のNEWという、世界の一流品を扱う洋品店に取材に行ったとき、社長の清水さんに『もう何本も残りはないけれど、とてもいいものだから1本買っていったら?』と、このシュワルツェンバッハのフレスコタイを薦められた。瞬間的に『これはすごくいい』と思い、シルバーとゴールドを購入。どちらも上品で合わせやすく、スーツを引き立ててくれるので、現在に至るまで愛用しています」

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    2.あえて古い店で、自分好みのものを探す 「たとえば最近、眼鏡は細いフレームが主流だけど、あれが苦手で。ふつうの眼鏡屋さんに行ってもなかなか自分好みのものに出会うことは少ない。だから僕は、昔からやっている町の眼鏡屋さんにいって、古いフレームを見せてもらって気に入ったので作る。このダンヒルのサングラスもそうして見つけたデッドストック。スーツの生地も、今にもつぶれそうな(笑)仕立て屋さんで、デッドストック的な生地を探したりしています」

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    3.小物は少数精鋭。気分を変えるアザーがあれば十分 「指輪は銀系が好きとはいえ、たまに金をしたくなることもあります。そんなときはこのポメラートのゴールドリング。だいぶ前にイタリアに行ったときに購入したもので、遠山周平のSTというイニシャルを彫ってもらいました。実は指輪はこの3つしか持っていないし、時計も今つけているロレックスのエクスプローラーとパテックフィリップだけ。たくさんなくても、気分が変えられるバリエーションがあればそれでいいと思います」

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    4.見えない部分にも気を使うことが大事だと思う 「たとえばシャツの見えない部分にイニシャルを入れるように、僕は下着にもこだわりがあって、肌着はずっと金鹿印のメリヤスのTシャツ。ハイカウントコットンで肌ざわりがよく、すごい丈夫なの。友だちが香港に行くときに頼んで、お土産に買ってきてもらってます。パンツは最近、アトム型ブリーフに凝っていて、トランクスよりブリーフがナードだろう(笑)と。このうぐいす色にグレーという配色のデッドストックをブルックスブラザースでたくさん買いました」

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